誰に依頼すればよい?イラストレーターとグラフィックデザイナーの違い

公開日:2021/09/15  最終更新日:2021/11/16

デザインの制作を依頼する際に、イラストレーターとグラフィックデザイナーのどちらに依頼すればよいのかわからないことがあります。普段接する機会が少ない場合は、どちらも似ている職業のように感じますが、実際は仕事内容に違いがあります。そこで今回は、イラストレーターとグラフィックデザイナーの違いについて紹介します。

イラストレーターとは

イラストレーターとは、どのような職業なのでしょうか。ここでは、イラストレーターについて紹介します。

■イラストレーターの仕事

イラストレーターとは、クライアントの依頼に応じて商業用のイラストを制作する人のことです。紙にイラストを描くだけでなく、デジタルでのデータも求められるため、紙に描いたものをスキャンしたり、タブレットやパソコンでillustratorなどのグラフィックソフトで制作したりします。

主な仕事内容は、雑誌などの出版物の表紙や挿絵、ポスターや広告、商品パッケージなど身近なものを提供しています。

イラストレーターには、専門的な分野に特化している人もおり、工業製品のマニュアルに掲載されるイラストを描くテクニカルイラストレーターや、医療の内容をイラストで描くメディカルイラストレーターなどがあります。そのため、イラストレーターに依頼する際は、依頼したい内容を得意とするイラストレーターにお願いするようにしましょう。

イラストレーターは、一般的には制作会社やプロダクションに所属し、会社員としてイラストレーターを始め、実績や経験を積んだ後にフリーランスで働く人が多いようです。フリーランスのイラストレーターは、低予算で依頼を受けてくれることもあるので、予算に制限がある場合はフリーランスのイラストレーターに依頼してみるのも一つの方法です。

■資格は必要なのか

イラストレーターを生業とするための、資格を取得する必要はありません。

しかし、イラストレーターは、その時代の流行や個人のセンスに左右されやすく、同業者同士でも激しい競争があります。そのため、資格を取得しているとクライアントに対して、スキルを持っているという証明ができ、受注する際に有利に働くこともあります。

取得していると有利になる資格は、Photoshopクリエイター能力認定試験やIllustratorクリエイター能力認定試験などがあります。

グラフィックデザイナーとは

グラフィックデザイナーとはどのような職業なのでしょうか。ここでは、グラフィックデザイナーについて紹介します。

■グラフィックデザイナーの仕事

グラフィックデザイナーとは、印刷媒体やWEBメディア媒体などのさまざまな媒体で、写真や動画、文字などを見た人の記憶に残るように画面に構成する人のことです。ゲームの分野では、ゲームの世界観に合わせたキャラクターや背景のデザイン制作をする人もグラフィックデザイナーと呼びます。

主な仕事内容は、クライアントの要望に応えるデザイン考案、レイアウトから編集、印刷し出版できる状態のデータを制作するまでのすべてを担当します。

経験が豊富で知名度が高いグラフィックデザイナーになると、CMなどを含めた大掛かりな広告プロジェクトを依頼されることも多くなります。その際は、ライターやアートディレクター、フォトグラファーなどとチームを組んで制作していくことになります。

グラフィックデザイナーは、制作会社や広告代理店、メーカーの商品開発部などに在籍していることが多く、グラフィックデザイナーに依頼する場合は、イラストレーターに依頼するよりもコストが高くなると考えた方がよいでしょう。

ですので、イラストのみを依頼する場合はイラストレーター、出版や印刷など広告できる段階にしてほしい場合はグラフィックデザイナーに依頼するなど、状況に合わせて依頼することがおすすめです。

■資格は必要なのか

グラフィックデザイナーはイラストレーターと同様に、取得しなければならない資格はありません。しかし、クライアントの要望に応えるためには、高いデザインスキルやセンスのある感性が求められます。そのため、デザイン、グラフィック関連のソフトやWEB関連のソフトのスキルが必要となります。

クライアントに、グラフィックデザインをするためのスキルがあると証明するために、資格を取得しておくと受注する際に有利になることもあります。取得していると有利になる資格は、イラストレーターと同様にPhotoshopクリエイター能力認定試験やIllustratorクリエイター能力認定試験などがあります。

ボーダーラインはあいまい

最近では、スポンサー側の宣伝広告費の削減により、グラフィックデザイナーは外注のイラストレーターを使わずに、グラフィックデザイナー自身でイラストを制作することが増えてきました。また、イラストレーター側もイラストだけでは生活を維持していくことができないため、グラフィックデザインの仕事も受注するようになりました。

イラストレーターとグラフィックデザイナーは似ている部分が多いため、両方のビジネススキルを持ち合わせていることが多く、ボーダーラインはあいまいになってきています。

 

イラストレーターとは、商業用のイラストを制作する人のことで、出版物の挿絵や広告などのイラストを提供しています。グラフィックデザイナーとは、さまざまな媒体でデザインをする人のことで、デザイン考案から出版する状態のデータまで、すべての作業を行います。最近では、グラフィックデザイナーがイラストをしたり、イラストレーターがグラフィックデザインの仕事を受けたりするため、ボーダーラインはあいまいになっています。

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